【運転マナー】煽り運転の心理を体験から考察 なぜ煽るのか?その1

2017年6月の全国的ニュース以降、よく聞くようになった【煽り運転】や
【危険運転】。これだけ報道されるようになったにも関わらずほぼ毎日
運転の仕方による事故、事件が起こっている。これはもう他人事では
ないと思うのですが、自身の体験をもとにちょっと考えてみました。

車間距離不保持?なにそれ?

私がまだ20代のころ、当時の恋人に会うために、東関道を千葉方面に
向かって急いでいたときの話です。そこそこのスピードを出していて、
しばらくすると眼の前にはコテコテのヤ◯キー仕様のセルシオが走って
いました。・・・

同じくらいのスピードだったので、特に煽ることもなく、というか関わり
たくなかったので多少の距離を保って走行していました。
ただその車線は追い越し車線でした。(この時点で違反ですが)

すると突然、走行車線から黒塗りのグロリアのセダンが割り込んで
来ました。セルシオと自車の距離はだいたいクルマ2台分、その
隙間に割り込まれたわけで、相当びっくりしました。

そのクルマは当時よく見かけた、トランクのところに短かくて黒い
アンテナがついていました。自分のなかでは、ヤ◯キーの方御用達
のアンテナです。そしてスモークもかなり濃い。間違いない、この
クルマもヤ◯キーが乗っている。。

冷静な判断ができれば、直前まで前を走るセルシオと車間距離を
多少とることができていたので、同じく距離を取るところですが・・

そんなことより、割り込まれて危ない思いをしたことに対して
どうしようもなく怒りが湧いてしまったのです。
あぶねえじゃねぇかこのくそヤ◯キー!!と

で気づいたらそのグロリアをめちゃくちゃ煽っていました。
もう1メートルくらいでぶつかるんじゃないかってくらい。。

1〜2kmくらいずっとぴったりくっついて走行していました。
そしたらなんと!!!!

間違いなくヤン車だろうと信じてやまないクルマから・・・

ピョコンっとルーフのところに赤色灯がでてきて・・・

ピカッピカッとそれはもう、今までで見てきた赤色灯のなかで
ダントツに、そして衝撃的に私の目に飛び込んできたのです。

ヤン車を追いかけるヤン車だと思っていたのに・・・
まさかの覆面パトカーでした。

その後、私は生まれて初めて、高速道路の上を歩きました。
覆面パトカーに乗るために。

どうやら、私の前を走っていたセルシオを検挙しようとして
追い越し車線に入ってきたみたいでした。
そしたら、アホな私に煽られて。最初は様子を見ながら
セルシオを追っていたのですが、どうも私のほうが
危険だと判断したようで・・・

笑えません。

恥ずかしいです。

で、そのときに、今でこそ有名になった道路交通法違反の
ひとつ、【車間距離不保持】を学んだのでした。

前を走るクルマと、十分な車間距離をとることは
安全運転を実施するにあたって「義務」であること
を学んだのでした。

普通に考えても当たり前だし、教習所でも習ったはず
なのに・・・

この恥ずかしい体験から、なぜ煽ったのかを考えてみます

・そもそも飛ばしていた
・自分のペースで走行中、突然割り込まれた
・割り込んできたクルマが普段なら関わりたくないと思ってい
 るような見た目にも関わらず煽っていた

この事実の背景やその時の気持ちを考えました。

・急いでいた
・突然の邪魔に対して瞬時に腹を立てた
・我を忘れて怒りに身を任せ、冷静な判断ができない状態に

なんか・・よく聞く犯罪者の心理と、違いがほとんどないです。
というか、煽り運転は、立派な犯罪行為なのです。

また別の記事で、更に詳しく「煽り運転」について
考えていきたいと思います。

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