当ブログでは、追い越し車線を勢いよくぶっ飛ばしてくる運転者
のことを「チンパンジー」と皮肉を込めて呼んでいますが、
私ももともと立派な「チンパンジー」でした。今でも、単純に
急いでいるときは、無意識のうちに「チンパンジー状態」に
なりかけていることがあります。すぐに気づき、安全運転を心がけ
ますが・・・
車線変更のタイミング
以前の記事で、煽られやすいクルマの特徴として
「後方確認をしないで車線変更をするクルマ」
を上げました。
厳密に言えば、スピード感覚と予測があまりにもお粗末で
当人は普通に車線変更をしたつもりでも、
後続車のドライバーは「割り込まれた」と感じるわけです。
本当に一切の確認をしないで車線変更をするドライバーは
いないと思います。
ですが、後方を確認した際、追い越し車線を走る後続車が
どのくらいのスピードで走っていて、自分が車線の変更を終える
数秒後に、そのクルマがどのくらいのところまで到達しているか、
を考えられないドライバーが多いのです。
もしくは考えたところで、まるで見当違いの解釈をして
(だろう運転みたいな感じ)平気な顔して車線変更しています。
もし、後続車が①や②のタイプだったら・・・
即、ターゲットにされ、ロックオンされるのではないでしょうか?
そういった現場をよく目撃します。
また、ネットに書かれていた「弱者」にあたる方々の運転が
まさにこれに該当するとおもいます。
では、どうすればこの問題を解決できるのだろうか?
この内容は運転が上手か下手かに関わることで
もしくは、高速道路の運転に慣れている、慣れていない
の問題でもある気がします。
この「無意識に割り込んでしまう」運転を回避する方法は、
ズバリ
「バックミラー・サイドミラーを見る回数を
今の倍以上にすること」
だと思います。
言い換えるなら
「5台くらい先から、5台位後ろまでのクルマの動きを見る」
ということです。高速道路の運転で、これは非常に大切です。
(別の目的でも非常に有効です、また別の記事で)
煽られてしまうドライバーさんは、前方9割、後方1割くらいしか
見ていないのではないでしょうか?
前方をかなり見ているかと思えば2台くらい先しか見てなかったり
後方にいたっては1台くらいしか、確認できていないような気がします。
(たまに、煽られていることにすら気づかないドライバーもいます)
ほぼ前方ばかり確認しているということは、
「前のクルマとの距離ばかり気になって、追い越し車線の後続車の
確認があまりできていない状態」ということです。
前のクルマとの距離が近くなってきた!やばい!追い越し車線行かなきゃ!
↓
となってから、初めて追い越し車線の後続車の確認をする。
↓
その1回の確認だけで、その後続車がどの程度のスピードを出しているか
判断できない(でも前のクルマは迫ってくる・・やばい!)
↓
距離だけで判断してしまう(勘に頼る)
↓
思ったより速くて、結果的に割り込んだみたいになる
↓
そのことに気づかず、煽られても、なぜ煽られているか分からない
これが王道パターンです。
5台くらい後ろのクルマまで確認できるようになれば、
当然視野も広がり、後方からチンパンジーが勢いよく近づいてくる
ことに気づけるようになると思います。
まとめると
◯前後5台位を常に確認するくらいの意識をもって運転する
◯確認を常にしていれば、割り込みをすることもなくなる
この「後方確認」「割り込み」については、一般道における
煽り運転のきっかけの上位に上がるのではないでしょうか?